• TEL 0120-103-012
  • お問い合わせ
  • LINE
コラム

塗装できない屋根って?!~どんな時に塗装ができないか解説します~

2025年05月22日

「そろそろ屋根の塗り替えを」と思って見積もりを取ったら、
「塗装はできません」と言われてびっくり――
このコラムをたどり着かれた方の中には、こんな疑問を抱いている方が多いのではないでしょうか?

屋根はお家を守る大切な部分。だからこそ、適切なメンテナンスが欠かせません。
でも、「なぜ塗装ができないのか」「本当に塗装できないのか」は、専門的な判断が必要なデリケートな問題でもあります。

今回は、塗装ができない屋根の条件と、その理由、そして悪質なセールストークに惑わされないためのポイントを解説します。


 

1.屋根メンテナンスの3つの種類

まずは、屋根のメンテナンス方法について簡単に整理しておきましょう。

🖌 屋根塗装

【メリット】
・費用が安い
・工期が短い
・見た目がキレイになる

【デメリット】
・塗装ができない屋根材が存在する
・下地や屋根材の補修が必要な場合、対応できないこともある


🏠 カバー工法(重ね葺き)

【メリット】
・古い屋根の上から新しい屋根材をかぶせるため、廃材が少なく済む
・遮音性・断熱性が向上することもある

【デメリット】
・屋根材によっては施工できない場合がある
・下地の劣化が見逃されることも


🧱 葺き替え工事

【メリット】
・屋根材と下地をすべて新しくできる
・雨漏りや内部劣化の根本解決が可能

【デメリット】
・費用・工期ともに大きくなる
・仮住まいが必要なケースも

  


 

 

2.塗装ができない屋根の3つの条件

では、どんな屋根が「塗装できない」と判断されるのでしょうか?

以下のような条件がある場合、塗装は難しいとされています。

❌(1)2000年前後に製造された「ノンアスベスト屋根材」が使われている場合

1990年代後半〜2000年代前半に多く使われた「ノンアスベスト(非アスベスト)」のスレート屋根材には、強度不足・ひび割れがおこりやすい・吸水性の高さといった問題がある製品が存在します。
塗ってもすぐに剥がれたり、素材自体が割れてしまったりするため、そもそも塗装に適していないのです。

例:クボタ「ニューコロニアルNEO」、松下電工「レサス」 ニチハ「パミール」 など


❌(2)カラーベスト・コロニアル屋根で2回以上の塗装歴がある場合

同じ屋根に何度も塗り重ねると、屋根材同士の重なり部分(縁)に塗料が入り込んで詰まり、水はけが悪くなることがあります。
特に「縁切り」処理(重なりの隙間を確保する施工)をせずに何度も重ね塗りしてしまうと、内部に水がたまり、逆に劣化や雨漏りの原因となることも。

✅ 適切な縁切り処理を行えば、塗装できるケースも多くあります。


❌(3)屋根に大きな欠陥や劣化がある場合

屋根材の劣化が著しい場合だけでなく、見た目は問題なさそうでも、屋根の下の「野地板(のじいた)」や防水シートが腐っていたり、雨漏りがある場合は塗装では対応できないことがあります。
この場合はカバー工法や、ケースによっては葺き替えで根本的な修繕が必要になります。


 

3.悪徳業者のセールストークに注意!

「塗装できません。カバー工事しかありませんよ」と言われたとき、ちょっと立ち止まってください。
本当に塗装できないのか? 不安をあおるだけの営業トークでは? 以下のような説明には要注意です。

⚠ 「アスベストが入ってるから塗装できません」はウソ!

実は、アスベストが含まれている屋根材の方がむしろ丈夫です。
塗装できない理由にはなりません。むしろ、正しく塗装して保護すれば長持ちする素材です。


 

⚠ 「割れてるから塗装できません」も、即決はNG!

割れや欠けがあっても、前項の「ノンアスベスト屋根」でなければ部分補修して塗装できるケースは多数あります。
割れた部分だけを差し替えたり、補修材で対応できることもあります。


 

4.まとめ:納得できる説明があるかどうかが信頼の分かれ道!

塗装できる・できないを判断するには、屋根材の種類・年数・施工歴・下地の状態など、総合的な判断が必要です。
信頼できる業者は、「なぜこの工法なのか」を写真や報告書でわかりやすく説明してくれます。

✅ 少しでも不安を感じたら、他の業者にも見積もりを取りましょう。
✅ 無料診断を活用して、複数の意見を聞くのも失敗しないコツです。


🛠 佐藤塗装では、写真付きの診断報告書を無料でお渡ししています!

  • 現在の屋根材・状態を正確に確認

  • 適したメンテナンス方法を丁寧にご提案

  • 無理な営業は一切ありません!

 

お問い合わせはこちらからどうぞ!